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さく井工事

井戸の設計から掘削、ポンプ据付まで一貫施工

ジオ・フロントは、地質調査や土壌採取だけではなく、さく井工事のご依頼も承っています。井戸の設計から掘削ポンプ据付までを一貫施工。井戸を掘る場所や井戸水の利用目的、採掘を行う場所の状態をお知らせください。水が出る可能性を検討し、井戸のスペックの策定、また費用をお見積もりいたします。

さく井工事について

当社は、生活用の雑用水井戸のほか、土壌汚染浄化用井戸や災害対策用井戸、手押しポンプを備えたレトロ感覚のお洒落な井戸など、さまざまな井戸を手がけています。豊富な経験を活かして的確なアドバイスを行い、確実な施工をご提供します。

家庭用

家庭で使う水道や雑用水のために小口径の井戸を掘ります。法律に関わる部分もありますので、調査してからボーリング技術を駆使して井戸をつくります。

工業用

地盤の調査後、工業用の水源としてボーリング技術で大口径の井戸を掘ります。

温泉

はじめに非破壊検査である電磁探査法の一種「CSAMT法」によって温泉が出る可能性を調査します。
調査後、掘るか掘らないか、依頼主様のご判断を仰ぎます。

地中熱利用

低炭素排出技術を使用した地中熱の利用は注目を浴びてきています。一般家庭や建物(オフィス・マンションなど)に、地中熱利用による温度調整の仕組みをつくります。

土壌浄化

土壌汚染が判明している箇所の汚染地下水をくみ上げて、浄化処理を行います。

  • 事業用深井戸

    数百m級の事業用深井戸もお請けいたします。調査・工事・試験まで。
  • 温泉開発

    非破壊物理探査のCSAMT法で温泉の有無と可能性を検討
  • 汚染地下水浄化

    VOC(揮発性有機化合物)系の汚染地下水の浄化処理を調査から一貫して行います。

井戸掘りの方法

井戸掘りの方法には、主に3種類あります。それぞれの工法には長所・短所がありますので、掘削深度や地下地質、作業スペース、井戸の利用方法、ご予算など、さまざまな条件を検討して、適切な掘削工法を選択します。

ロータリー工法

深さのある掘削に適した工法で、未固結堆積層から岩盤まで幅広い地層に対応できます。主に水道水源、工場用井戸、温泉井戸など、比較的大規模な掘削に用います。「トリコンビット」という刃先と地上の機械をロッド(堀管)で連結し、その刃先に回転力を与えます。ビットを回転させることで、地層を切削破砕しながらの掘削が可能です。オールマイティですが時間がかかるのが短所です。

パーカッション工法

比較的地層が柔らかい土地や崩れやすい砂層の掘削に適している工法です。「ワンビット」という重量のある掘削ビットをワイヤーロープの先に吊り下げ、ロープを上下させ地層に打ち付けることで掘削する工法です。「ローピング式」ともいいます。井戸にはもっとも適した工法ですが地層条件によっては制約があります。

エアーハンマー工法

玉石の掘削に用いられる工法です。掘削中に水量や水質が把握できるため、試掘井戸の掘削にも利用されています。圧縮空気を先端部の掘削ビットに送ることでピストン駆動させ、その打撃力によって地層を砕きながら掘削。掘削と同時進行でケーシングを打ち込んでいくので、工期が短く工事できるのが特長ですが、音がうるさく市街地には適しません。

井戸掘り費用はどれくらいかかるの?

井戸掘りの費用に関わってくる条件は、井戸水の利用目的、必要量、掘る場所などです。地下水は井戸を掘る場所によって、帯水層の深さや水質、くみ上げられる水量が異なります。また、掘る土地の条件や掘る場所の地下水取水規制などにより、ご希望に添えない場合もあります。さらに、同じ地域であっても取水目的によって井戸の口径、深さ、取水量、帯水層、井戸の構造、ポンプの種類などをそれぞれ検討する必要があります。

このように、井戸掘りに要する費用は、お客様の状況によって異なります。まずは、現地調査しますのでお見積もりをご依頼くださいますようお願いします。

工事の主な流れ

一般的な井戸掘り工事の流れは次の通りです。

仮設作業 掘削位置にさく井機械を設置し、周辺機材を仮設します。必要に応じて敷き鉄板や防音壁などを設置します。
掘削作業 目的の深度まで掘削を行います。ロータリー工法、パーカッション工法では、まず目的の深度まで掘削し、その後、ケーシング管を挿入して井戸に仕上げます。掘削中の裸孔は、孔内を泥水で満たして泥壁をつくり、崩壊を防ぎながら掘進します。
電気検層 掘削孔(裸孔)に測定器を挿入し、電流を流して地層の深度ごとの抵抗値を測定。帯水層の位置(深度)を評価し、適切な位置にスクリーンを設置するようにケーシングプログラムを立案します。
ケーシング挿入 ケーシングプログラムに沿って、帯水層位置にスクリーンが設置されるようにケーシングを挿入していきます。ケーシングは、定尺の鋼管・スクリーン管を溶接しながら、目的の深度まで入れていきます。ケーシング管挿入後は、掘削孔とケーシング管の隙間に洗浄砂利を充填。充填砂利は地層の崩壊を防ぐと同時に、フィルターの役目をします。
仕上げ作業 掘削に使用した泥水を排出し、泥壁を崩して井戸内(ケーシング管内)に地下水を誘導します。地下水はスクリーン管を通して、帯水層から井戸内へ入ってきます。清水置換やスワビング、ベーリング、エアーリフトなどの作業を組み合わせて実施します。
揚水試験 井戸の能力や帯水層の特性を調査する試験で、井戸に水中ポンプを設置して実際に地下水をくみ上げます。予備揚水試験、段階揚水試験、連続揚水試験、回復試験などを実施。地下水位と揚水量の関係を測定し、限界揚水量、適正揚水量、水理定数などを求めます。これらのデータをもとに本設ポンプの選定・揚水設備の設計します。
水質検査 揚水中の地下水を採取し、目的に応じた項目(水道法原水全項目、食品衛生法に関する項目など)の検査を実施します。
仮設撤去作業 さく井機械や仮設機材を撤去して井戸は完成です。この後、地下水を揚水するための、揚水設備工事を実施します。

ジオ・フロントの井戸工事

実績多数のさく井事業

ジオ・フロントは、地下水関連業務に関して100件以上の実績があります。事業用井戸については数百メートル級の事業用深井戸も担当し、調査・工事・試験まで一貫して行います。温泉開発については、非破壊物理探査「CCAMT法」によって、温泉の有無と可能性を検討します。

井戸工事の工程

生活用の雑用水井戸のほか、土壌汚染浄化用井戸、災害対策用井戸、手押しポンプを備えたお洒落な井戸など、当社ではさまざまな井戸を手がけています。井戸工事のご依頼からお引き渡しまでの流れは次の通りです。

STEP1 ご依頼
STEP2 文献調査
STEP3 現地調査
STEP4 お見積書作成
STEP5 井戸工事
STEP6 お引き渡し

豊富な経験によって、的確なアドバイスと確実な施工をご提供します。井戸工事は、ジオ・フロントに安心してお任せください。